VS CodeのJupyter Notebookで配色を変更する
VS Code は Jupyter Notebook (.ipynb) に対応しています.
ブラウザを使用しなくても良いので使いやすいのですが,Jupyter Notebook はライトテーマであるのに対し,VS Code はデフォルトのテーマが暗色のため,一部グラフのラベルが見えにくいという悩みがありました.
テーマ自体をライトカラーのものに変更する方法もありますが,コーディング時はダークモードの方が目に優しいので全体の色を変更したくはありません.
ということで,出力セルのみの色を変更することで見やすくすることにしました.
テーマ色のカスタマイズ
Jupyter Notebook の配色は "notebook"
以下で設定できます.主にボーダー色や背景色が変更可能です,
出力セルの背景色を変更する場合は,以下の設定を使用します.
settings.json
"workbench.colorCustomizations": {
"notebook.outputContainerBackgroundColor": "#999"
}
カラーコードは RGB or RGBA で設定でき,上記のように短縮記述も可能です.
Theme Color | Visual Studio Code Extension API
その他設定できる項目には以下のものがあります.
編数名 | 機能 |
---|---|
notebook.cellBorderColor | セルのボーダー色 |
notebook.cellEditorBackground | セルのエディタ部分の背景色 |
notebook.cellHoverBackground | マウスオーバー時のセルの背景色 |
notebook.cellInsertionIndicator | |
notebook.cellStatusBarItemHoverBackground | マウスオーバー時のセルの言語の背景色 |
notebook.cellToolbarSeparator | セルのツールバーのボーダー色 |
notebook.focusedCellBackground | フォーカスが当たっているセルの背景色 |
notebook.focusedCellBorder | フォーカスが当たっているセルのボーダー色 |
notebook.focusedEditorBorder | フォーカスが当たっているエディタ部分のボーダー色 |
notebook.inactiveFocusedCellBorder | フォーカスを当てた状態でタブを移動したときのボーダー色 |
notebook.inactiveSelectedCellBorder | |
notebook.selectedCellBackground | |
notebook.selectedCellBorder | |
notebook.symbolHighlightBackground |
VS Code のアップデート
VS Code v1.59 でテーマ配色のカスタマイズ機能が拡張され,ワイルドカードが使用できるようになりました.
Extended theme customization syntax | Visual Studio Code July 2021
Windows ではデフォルトで自動更新するようになっています.
macOS では自動でダウンロードされるものの更新は手動です.
メニューバーの Code > Restart to Update で更新できます.