プロジェクトは作成済みとし，本記事ではファイル生成の方法を説明します．
Next.js で作成した Web サイトをホスティングサーバにアップロードすることが最終目的です．
App Router でのファイル生成
Pages Router では，Nuxt.js（Vue を用いたフレームワーク）などと同様に，SSG（Static Site Generation，静的ファイル生成）という用語が使われていました．
App Router では，SSG という用語は使わなくなり，Static Rendering と呼ばれるようになったようです．
設定
next.config.js
const nextConfig = {
output: 'export',
// Optional: Change links `/me` -> `/me/` and emit `/me.html` -> `/me/index.html`
// trailingSlash: true,
// Optional: Prevent automatic `/me` -> `/me/`, instead preserve `href`
// skipTrailingSlashRedirect: true,
// Optional: Change the output directory `out` -> `dist`
// distDir: 'dist',
}
module.exports = nextConfig
output を export とすると，ルートディレクトリ直下の out ディレクトリ下にファイル群が生成されます．ディレクトリ名は変更できます．
デフォルト設定では，URL の末尾に.html をつける形でアクセスする仕様になっているため，npm run dev の実行時と同様にルーティングするには，trailingSlash を true にする必要があります．
参考：Deploying: Static Exports | Next.js
コマンド
上記のように設定し，いつも通りコマンドを実行します．
terminal
$ npm run build
テスト
生成後のファイルに問題ないか，レンダリングをテストするには，以下のコマンドを実行します．
terminal
$ npx serve@latest out
package.jsonに設定しておくと楽です．
最後に
動的にレンダリングするSSR（Server Side Rendering）に対して，SSGがあるという認識でしたが，発展が著しいようです．