読みたい論文のPDFを爆速で見つける方法

2020-11-13

論文を探しているときに検索でヒットしたウェブサイトを開いたら,アブストだけを読むことができてあとは有料というケースはよくあります.

すべての論文が無料でインターネット上に落ちているわけではないですが,中には他のウェブサイトで PDF が公開されているような論文もあるので,探してみる価値はあるでしょう.

Google Scholar

私が最もよく使うのは恐らくご存知であろう,Google Scholar です.

タイトルや関連語を検索して論文の PDF があればご丁寧にリンクをつけてくれます.しかし,ブックマークしていても毎度アクセスして検索するのは面倒なので,Chrome 拡張機能を入れました.

https://chrome.google.com/webstore/detail/google-scholar-button/ldipcbpaocekfooobnbcddclnhejkcpn?utm_source=chrome-ntp-icon

これで拡張機能のアイコンをクリックするといつでも Google Scholar で検索できるようになります.

Chrome 拡張機能の知らないかもしれない便利な使い方

論文のウェブページから検索

拡張機能(以下,Scholar ボタン)を入れることでいつでも検索できるというのは見ればわかります.

これだけでも便利ですが,例えば論文のリンクを紹介されたときはどうするでしょうか?リンクを開いて論文のタイトルをコピペして検索するのは少し手間です(論文を紹介してくださるのはとてもありがたいこと).

が,論文のウェブページ(IEEE Xplore や arXiv.org など)で Scholar ボタンを押すと一瞬でその論文に関する検索結果が表示されるようになっています.

また,PDF があれば表示してくれるので,論文のリンクから爆速で PDF に辿り着くことができるのです.これで読みたいと思ったときにすぐにアクセスできて,研究が捗るかもしれません.

引用情報が瞬時に取得可能

論文を書くときなどに引用を書かなければならないですが,ここでも Scholar ボタンは大活躍です.

検索結果で [引用] ボタンを押すと,各種スタイル(MLA, APA など)が適用された引用情報や BibTeX での出力を返してくれるので,書き方がわからなすぎて悩むことはありません.

Scholar ボタンの自動検索は論文のウェブページだけでなく,ウェブ上の論文の PDF ページでも機能するので,開いている PDF の引用情報をすぐに持ってくることもできます.

ただし,ローカルに保存しているものを Chrome のタブで展開した PDF は対象外です.

最後に

論文の検索は結構時間を取られるのでおすすめです.

ほどよいストレスがある中で快適な研究生活をお送りください!