Android Studioに必要なスペックをざっくり比較してみた
Android Studio は Android アプリ開発に使われる統合開発環境です.以前は有名な IDE の一つである Eclipse を使った開発が行われていましたが,今はパッケージの提供が終了したので,Android Studio での開発が推奨されています.
しかし,バージョン 1 は動作がめちゃ重く,それなりの高スペック PC が要求されていました.バージョン 2 に更新されて少し軽くはなったものの,開発するパソコンは吟味しないと後悔することになりそうです.
システム要件
以下の情報は Android Studio 公式サイトから.
OS
- Windows:Windows OS 7/8/10 の 32bit または 64bit
- Mac:Mac OS X 10.10 (Yosemite) から macOS10.12 (Sierra) まで
- Linux:GNOME または KDE デスクトップ,32bit 版アプリを実行できる 64bit 版,GNU C Library 2.19 以降
Windows は AMD 対応が書いてないので,Intel だけかも.
スペック
- RAM 3GB 以上,推奨は 8GB 以上,エミュレータを使う場合は +1GB
- ディスクの空き容量 2GB 以上,推奨は 4GB 以上
- 画面解像度 1280 × 800 以上
比較
第 4 世代 i5, RAM 4GB
2011 年頃に買った NEC のデスクトップパソコン.(Windows 7 64bit)
このスペックでは開発は実質無理です.ソフトウェアは入りますが,プロジェクト作成,コンパイル,エミュレータの起動,それぞれに毎回 30 分とかかかります.
第 4 世代 i5, RAM 8GB
中古で買ったタブレットパソコン.(Surface Pro2, Windows 8.1 64bit)
ウィルス対策ソフトくらいしか入ってない環境に Android Studio をインストールしたところ,インストール終了までは少し難航しました.更新プログラム関連とか回線速度関連が原因の可能性大ですが.
インストール後は思った以上に快適で,エミュレータを動かしても特に問題ありませんでした.プロジェクト作成やビルドに数分もかかりません.
第 5 世代 i5, RAM 8GB
2016 年頃に買った DELL のノートパソコン.(i5-5200U 2.20GHz, Windows 10 Home 64bit)
こちらの環境も快適.Surface は画面が小さいので,ノートパソコンのほうが見やすいです.(15.6 インチ使用)
第 7 世代 i7, RAM 16GB
2017 年に買った DELL のデスクトップパソコン.(i7-7700 3.60GHz, Windows 10 Home 64bit)
かなり快適.コンパイルするにもエミュレータを立ち上げるにも数秒で終わるので,これまでの環境を考えるとめちゃ速いです.Android Studio 自体が速くなってる可能性もありますが.
パソコンを替えてから初めてのプロジェクト作成がたったの 5 秒で終わったときの感動はとても大きかった....
個人的結論
- 大規模なアプリではどうかわからない
- メモリは 8GB 以上じゃないと辛いかもしれない
- Core i7 が望ましいが,i5 でもいい
- エミュレータではなく実機を用いれば軽くなる