LaTeX環境にスタイルファイルを追加する
執筆する際に独自のスタイルファイル (.sty) を使うように指定される場合があると思います.Wiki には LaTeX が見つけられる場所に保存すればよいとありますが,意味が分からないときのために書き残しておきます.
.sty の保存場所
保存先のディレクトリは OS ごとに異なるので,両方記しておきます.
Windows
私の環境は C:/texlive なので以下のディレクトリ構成になりますが,texlive の場所によって適宜書き換えてください.
C:/texlive/texmf-local/tex/platex/example.sty
初期の時点で platex フォルダはないと思いますが,日本語の文章を書くにあたって pLaTeX を使っていることが多いと思うので,フォルダを作成する形になります.
Wiki によると local で指定する場合は,ユーザーだけでなくパソコン自体に変更を反映するようです.そのためには管理者権限が必要になります.
macOS
/usr/local/texlive/texmf-local/tex/platex/example.sty
ディレクトリが少し異なるだけで,やることは Windows と同じです.ちなみに,Finder では /usr/local は通常見えないので,shift + command + G でパスを入力すれば飛べます.
設定の反映
ls-R ファイルを作成して LaTeX に反映させます.なくても動くらしいですが,ディレクトリを作成したためか反映されませんでした.
Windows
Windows PowerShell (管理者) を起動し,以下のコマンドを実行します.
terminal
> mktexlsr
macOS
ターミナル (VS Code 内のターミナルでも可) を起動し,以下のコマンドを実行します.
terminal
$ sudo mktexlsr
これで反映されるはずです.