LaTeX環境にスタイルファイルを追加する

2019-01-28

執筆する際に独自のスタイルファイル (.sty) を使うように指定される場合があると思います.Wiki には LaTeX が見つけられる場所に保存すればよいとありますが,意味が分からないときのために書き残しておきます.

.sty の保存場所

保存先のディレクトリは OS ごとに異なるので,両方記しておきます.

Windows

私の環境は C:/texlive なので以下のディレクトリ構成になりますが,texlive の場所によって適宜書き換えてください.

C:/texlive/texmf-local/tex/platex/example.sty

初期の時点で platex フォルダはないと思いますが,日本語の文章を書くにあたって pLaTeX を使っていることが多いと思うので,フォルダを作成する形になります.

Wiki によると local で指定する場合は,ユーザーだけでなくパソコン自体に変更を反映するようです.そのためには管理者権限が必要になります.

macOS

/usr/local/texlive/texmf-local/tex/platex/example.sty

ディレクトリが少し異なるだけで,やることは Windows と同じです.ちなみに,Finder では /usr/local は通常見えないので,shift + command + G でパスを入力すれば飛べます.

設定の反映

ls-R ファイルを作成して LaTeX に反映させます.なくても動くらしいですが,ディレクトリを作成したためか反映されませんでした.

Windows

Windows PowerShell (管理者) を起動し,以下のコマンドを実行します.

terminal

> mktexlsr

macOS

ターミナル (VS Code 内のターミナルでも可) を起動し,以下のコマンドを実行します.

terminal

$ sudo mktexlsr

これで反映されるはずです.