ディレクトリのツリー構造をCUIで表示する

ディレクトリのツリー構造をテキストで取得したいときに使うのに便利なコマンドを紹介します.

階層を書くのが地味に面倒なので,記事にディレクトリの構造を載せたいときに活躍しそうです.

Windows

tree コマンドがデフォルトで入っています.(cmd & PowerShell)

terminal

> tree [path] [option]

パスは絶対・相対どちらでも可能です.

何もオプションを付けないで実行すると,サブフォルダが表示されます.

オプション

/f:ファイル名も表示

オプション内容は他の OS と異なるらしく,それほど使わないので調べてすらいません.

出力を保存するオプションはないですが,以下の方法で実現できます.

terminal

> tree [path] [option] > [save_path]

[save_path] は例えば C:/Users/[user]/Desktop/tree.txt など.

Linux

同じく tree コマンドが使えますが,デフォルトでは入っていません.

Ubuntu や CentOS であれば,以下のように取得できます.

terminal

# Ubuntu
$ apt install tree

# CentOS
$ yum install tree

コマンドの使い方は次の通りです.

terminal

$ tree [option] [path]

こちらもパスは絶対・相対どちらでも可能です.

オプション

よく使いそうなものを抜粋しています.

  • -a:ドットで始まるディレクトリ,ファイルも表示
  • -d:ディレクトリのみ表示
  • -l:シンボリックリンクをたどる
  • -L:ディレクトリ構造の深さを数値で指定
  • -P:パターンにマッチしたファイルのみ表示
  • -I:パターンにマッチしなかったファイルのみ表示
  • -o:指定したファイルに tree の出力を保存